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街のお得！？情報
千葉県立現代産業科学館（科学館）
市川市鬼高
家族全員で1日中楽しめる科学館
千葉県立現代産業科学館は、
子どもから大人まで産業に応用された科学技術を体験的に学べる施設です。
県立ではありますが、運営協力組織には京葉ガスやJFEスチール、
東京大学など有名な企業・大学が名を連ねています。
さて、体験的とはどんなことでしょうか？
見て、触って、「へ～！」の連続
今回はクルマで行きました。駐車場は1時間30分まで無料。それ以降は30分100円です。
電車の場合は、JR本八幡駅からショッピングモール・コルトンプラザ行の
無料シャトルバスが出ているので、それを利用すれば便利でしょう。
入館料は大人300円、高・大生150円、中学生以下と65歳以上の方は無料です。
中にはさまざまな展示物があります。
こちら↑は千葉火力発電所タービンローター。
昭和34年から平成3年まで使用されていたもので、重さは約23トンあります。
そのほか、スペースシャトルなどに利用されている新素材や発電、製鉄の仕組みといった展示がありました。
そのなかでも人気なのが、やはり体験型の展示物です。
当日は幼稚園の団体が来ていましたが、「永遠に飽きないの？」と思えるほどの熱中ぶり。
竜巻発生装置。目の前の空中に煙のような渦が発生します。
そのほかにも、自分のカラダに電気が通ることが分かる「人間電池」や
ハンドルを回すことでクラッチといった歯車の仕組みが見えるものなど10数種類の体験型展示がありました。
使い方や原理が分からないものに関しては、スタッフの方が丁寧に教えてくれます。
目玉は実験の上演
さらに目玉があります。それは実験の上演。
1日に4種類の実験を定期的に行います。時間、演目はHPで要確認。
http://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/kan/index4_11.html
この日最初の実験は「液体窒素を使った実験」。
広い館内で大声を出しながら駆けまわっていた園児たちですが、
実験が始まると一言もしゃべりません。
5センチほどに切ったホースを液体窒素の中に。その様子はモニターでも確認できます。
取り出し、ビニール袋に入れ、手で揉むと……。
この通り粉々に。この技術はタイヤの再利用などに応用されているそうです。
次は場所を変えて、発電の実験です。
スタッフの方が子どもたちに
「このラジオは電池を使いません。でも音が鳴ります。どうして？」
と問いかけます。
ひとりの園児が眉間にシワを寄せ、ラジオのハンドルを発見。
グルグル回します。すると音が。
「そうです。これは人力で発電して音が鳴るラジオなんです」。
子どもたちは目を輝かせ、
「次は私にやらせて」
「○○ちゃんのあとは私でいい？」
と順番待ち状態。決して強引にやろうという子はいません。
最近の幼稚園生は立派です。
実験が終わると昼食の時間になりました。館内の休憩所では持ち込みで昼食をとることもできます。
私は手ぶらで来たので、向かいにある市川市立中央図書館のカフェテラスに行きました。
ポークジンジャー丼（500円）を注文。期待以上に肉厚でジューシーな味。
間違いなく牛丼チェーン店より満足度は高いと思います。
おなかがいっぱいになったら、「放電実験」の時間です。
放電とは空気中に電流が流れること。雷や静電気などがこれにあたります。
実験では「アーク放電」、「沿面放電」、「雷放電」の3つの放電現象を実演します。
さて、いよいよ実験開始。会場が真っ暗に。3種類の放電が順番に実演されました。
下の画像は「沿面放電」。大きなガラス板をはさんで電極を向かい合わせ、
約12万ボルトの交流電圧をかけると、ガラス板の表面に沿って網の目状の放電が起こります。
その音は半端ではありません。
テレビの最大音量の砂嵐がさらに10倍になって、5秒間カラダにぶつかってくる、といった感じです。
でも、園児たちは一人も泣き出すことなく見学をしていました。
ちなみに落雷を避けるには、
「高い木から離れる」
「クルマの中に入る」
「平地では小さくしゃがみこむ」
といった方法があり、
「貴金属を外しても無意味」
だそうです。
このように楽しいだけじゃなく、実用的知識も身につく科学館。
時間の関係ですべての実験を見ることができず残念でした。
次回は丸1日かけて見学し、帰りにコルトンプラザで買い物してから帰ろうと思います。
千葉県立現代産業科学館（科学館）
千葉県市川市鬼高1-1-3
（JR本八幡駅より徒歩約15分）
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